外科手術

当院で対応している外科手術

心疾患以外のあらゆる外科手術に対応しています。
当院では、去勢・避妊手術に限らず、骨折・脱臼などの整形外科をはじめ、心疾患以外のあらゆる外科手術に対応しています。難症例にも専門医と連携をとって対応いたしますので、まずはご相談ください。

当院には獣医師が4名おり、犬・猫はもちろん、ウサギ、フェレットなど、さまざまな動物種の外科手術に対応可能です。日曜・祝日も年中無休で診察しておりますので、お忙しい飼い主さまも、大切な家族であるペットに気になる症状がございましたら、ぜひお早めにご来院いただければと思います。

動物の外科手術は基本的に、全身麻酔をして行います。全身麻酔ということで、飼い主さまはとても不安を感じられることと思います。その点、当院では、手術の流れやその後のケアに関しても、しっかりと丁寧に、ご家族の皆様にご納得いただけるよう十分に説明をしてから手術にのぞみますのでご安心ください。

当院で対応可能な外科手術例

頭部、食道・胃腸・肝臓・腎臓・膵臓・脾臓などの消化器、泌尿器、生殖器、眼、鼻、口腔まで、心臓以外のすべての外科手術に対応しています。

外科手術の一例
  • 腫瘍摘出
  • 体表腫瘤切除
  • 異物摘出
  • 肛門嚢摘出
  • 結石摘出
  • 腸閉塞・腸捻転
  • 椎間板ヘルニア
  • 骨折・脱臼
  • 靱帯断裂
  • 白内障・緑内障
  • 角膜疾患
  • 抜歯

など

外科手術が必要となる代表的な疾患

悪性腫瘍(がん)

獣医療の発展による高齢化に伴い、近年、悪性腫瘍にかかるペットが増え、悪性腫瘍による死亡率も上昇しています。

人間と同じようにペットの場合も悪性腫瘍は早期発見・早期治療が重要です。犬・猫は8歳~、フェレットは4歳~、ウサギは5歳~を目安にシニアと考え、健康診断を定期的に受けるほか、日常生活でもスキンシップをはかりながら身体をやさしく触り、しこりがないかどうかこまめにチェックしてあげることが大切です。

しこりがあっても、良性だったり、手術を必要としない場合も多々あります。心配になったらまずは検査・診断を受けましょう。

ペットで多くみられる腫瘍には、肛門横のにおい袋のがん「肛門嚢アポクリン腺癌」、避妊手術をしていないメスに多く見られる「乳腺腫瘍」、リンパ組織が腫瘍化する「リンパ腫」、骨の悪性腫瘍「骨肉腫」などがあります。

骨折・脱臼

動物の骨は人間と比べて細いため、椅子やソファからの落下など、思いがけないことで骨折してしまいます。特に、近年人気が高い小型犬は前足の骨折が多く、注意が必要です。

骨折に気付かないまま放置していると、骨が変形して固まってしまったり、最悪の場合、元に戻らなくなる場合もあります。足をひきずるなどいつもと違う動作が見られたら、早めに一度受診することをおすすめします。

動物は人間のように骨折箇所を動かさないようにして安静を保つことが難しいため、骨折した骨を元の正常な位置に戻し、骨が再生してくっつくまでステンレス製のピンなどで固定して治療する外科手術を行うのが一般的です。当院では、骨折の種類や部位、程度、ペットの年齢や体重などを考慮し、最適な治療方法をご提案いたします。

膝のお皿が本来ある位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」や、太ももの骨とすねの骨の中間にある前十字靱帯が切れてしまう「前十字靭帯断裂」もペットに多いケガで、この場合は手術が必要となります。

椎間板(ついかんばん)ヘルニア

椎間板ヘルニアは、骨と骨の間にあり普段クッションの役割を果たしている椎間板の損傷によって起こります。椎間板が損傷することで、脊髄の神経を圧迫するため、痛みや麻痺を引き起こすのです。

階段の昇り降りやジャンプ、身体をひねるなどの激しい運動や肥満、骨の老化などが椎間板ヘルニアの原因となります。頭部や胴体を支える脊椎に負担がかかりやすいことから、胴が長いミニチュア・ダックスフンドなどのダックス系やコーギー、ビーグルなどは、年齢にかかわらず首や腰を痛めやすく、椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。

椎間板ヘルニアは動物の場合、重症化すると自分で歩くことができなくなったり、自力で排泄することが難しくなったりしてしまう怖い病気です。

外科手術が必要となる疾患のサイン

動物は言葉を話すことができないため、動物が発するSOSのサインを飼い主さまが一日も早く受け止めてあげることが大切です。大切なペットに以下のような症状があったら、できるだけ早く受診されることをおすすめいたします。

  • 散歩に行きたがらない
  • 片足だけ地面につかずに歩く
  • 足に力が入らない
  • 抱っこや触られるのを嫌がる
  • 食欲が落ちた
  • 頻繁に嘔吐や下痢をする
  • 便の色が黒っぽくなった
  • 血便が出た
  • しこりがある
  • 息が荒くなった

外科手術の流れ

STEP 1ご予約

基本的に外科手術は医師の診察の上、事前にご予約をいただいて行います。
ただし、事故等、緊急を要する手術については、可能な限り即時対応しておりますので、ご相談ください。

STEP 2術前検査

手術には全身麻酔が必要となるため、手術の前に血液検査をはじめとする各種検査を行い、体調に異常がないか、全身麻酔に耐えられるかなど、手術ができる状態であるかを調べます。

STEP 3飼い主さまへ説明

術前検査の結果を踏まえて、手術の方法、麻酔や術後の合併症などの、手術に伴うリスクについてご説明いたします。
心配な点は遠慮なく医師にお尋ねください。

STEP 4手術前準備

手術で切開する部分の毛を刈り、感染予防のため消毒します。
前足も一部毛刈りし、留置針を入れて点滴のための血管を確保します。
健康状態により、点滴を手術前に数日間行う場合もあります。

STEP 5麻酔

鎮静・鎮痛効果がある麻酔前投与の後、全身麻酔を行います。
麻酔中は、体温、血圧、心拍数、呼吸数を常時モニタリングして麻酔管理を行います。

STEP 6手術

万が一のミスもないよう、経験豊富な医師が細心の注意を払い、手術を担当します。
手術中の点滴は自動点滴装置を用いて輸液の補給や必要な薬品などを投与し、血圧の安定を図っています。

STEP 7術後管理

自ら安静にできないペットの手術は術後の管理も大切です。
必要に応じて、点滴、抗生剤や鎮痛薬を投与します。
手術内容や回復の程度によって一週間程度入院いただく場合もありますが、その間も大切にお預かりいたします。

セカンドオピニオン

外科手術は全身麻酔を伴う上に、重篤な病気・怪我の治癒のために行うことが多く、飼い主さんには不安がつきまとうものです。

当院の治療方針や獣医師の説明に納得できない場合は、どうぞ他院にてセカンドオピニオンをお求めください。

 

また逆に、他院を受診されて治療に対するご不安や心配がある場合、本当にその治療法でいいのかなど迷われている場合、当院は、セカンドオピニオンを提供いたします。

なお、セカンドオピニオンの提供は外科手術に限らず承っております。他院での治療経過や検査結果の資料をお持ちいただけると、より正確に、お待たせすることなくセカンドオピニオン診療を行うことができます。

 

大切なペットの病気に対する理解を深め、心から納得して治療に当たるために、あとで後悔しないために、お気軽に相談にお越しください。

去勢・避妊手術

将来、病気で苦しまないために。

避妊・去勢手術は予防のための治療です。

将来的に癌などの病気、女の子の子宮の病気、また男の子には前立腺などの病気にかかる可能性があります。子宮卵巣の全摘出、睾丸の摘出をすることで、将来おこる可能性のある生殖器系の病気の予防をすることができます。 

 

<主な病気>

女の子:子宮疾患(内膜炎、蓄膿症)、乳腺腫瘍など
男の子:前立腺肥大、会陰ヘルニアなど

 

加えて、
・発情期のイライラ
・無駄な遠吠え
・ケンカ
・マーキング
も少なくなります。
もし赤ちゃんを作る予定がないのであれば、ペットの将来的な健康のために、ぜひお考えください。

避妊・去勢手術の基礎 

手術を行う時期

基本的には生後6~7ヶ月が目安となります。
ワクチン接種が終わってから手術をおすすめしています。

 

手術内容

男の子の手術時間は約20分、女の子は約30分となります。
負担がなるべくかからないよう、手術は全身麻酔にて行います。
女の子:子宮卵巣全摘出、男の子:睾丸摘出
うりゅう動物病院では、安全を確保するための設備を万全に整えております。

 

飼い主様の不安や悩みにお応えし、飼い主様と同じ気持ちでワンちゃんネコちゃんと向き合うために、うりゅう動物病院ではインフォームドコンセントを大切にしています。
ご不安やご質問等ございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

手術前、手術後の注意点 

手術前

避妊・去勢手術をご希望の方は事前にご予約をお願いします。
手術予定時間の12時間前から、ご飯と水は与えないようにお願いします。麻酔を行うため
手術前に検査を行います。もし健康状態が優れない場合はお断りする場合もあります。

 

手術後

抜糸は術後1~2週間ほどで行います。
傷口をかきむしったり、舐めたりしないように注意してあげてください。
家に帰宅した際、喜んで興奮させすぎないようにしてあげてください。
帰宅後、出血や食欲不振など様子の変わったことがありましたら、すぐにご連絡ください。

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